Boots (靴子)-矢野絢子
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TXT Boots (靴子)-矢野絢子 文本歌词
Boots (靴子) - 矢野絢子
詞:矢野絢子
曲:矢野絢子
街は北風にその身をさらし
人々の頬に温もりを灯す
車を降りて歩く少しの距離
この時がなんか好きで
ブーツの音がカタンカタン
「お前は歩いているぞ」
慰めてくれる
真面目な顔して
真面目に考えろなんて
なんか馬鹿にされてるみたいで
いやになった
どうでもいい奴もいれば
目が離せない奴もいる
だけどどうかしたら
目の前にいる誰でも
遠く遠く感じて
聴こえなくなる
全部嘘に変わってしまう時がある
手押し車の爺さんは
今日もゆっくり行き過ぎる
怒ったような大きな顔
ゆらゆら揺れて行き過ぎる
あったかい部屋が好きで
キラキラ光るものが好きで
黒いピアノに乗せて
全部乗せていきたくて
何か嘘で何がほんとか
伸ばした手は切り落とされる
それも優しさだと教えられた
どうせなら叫び続けて
誰にもわからぬ言葉で
声がなくなるまで
叫び続けて終わるのもいい
手押し車の爺さんは
今日もゆらゆら行き過ぎる
怒ったような大きな顔
いつも同じあの顔さ
あの爺さん
去年の大雪の夜も
同じように歩いてた
体中雪で真っ白
変なぶあつい帽子をかぶって
その姿がおかしくて
嬉しくて不思議で
頭の中に焼きついている
冬は好きだあったかいのが
隠れてそうだから
何かを守ってるみたいな
人々の姿が見える
車に向かい歩く少しの距離
この時もやっぱり好きで
ブーツの音がカタンカタン
「お前は歩いているぞ」
どうせなら叫び続けて
誰にもわからぬ言葉で
声がなくなるまで
叫び続けて
どうせなら叫び続けて
誰にもわからぬ言葉で
声がなくなるまで
叫び続けて終わるのもいい
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(2012-05-23)