やわらかな傷跡 (ヤワラカナキズアト)-Cocco
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TXT やわらかな傷跡 (ヤワラカナキズアト)-Cocco 文本歌词
やわらかな傷跡 - Cocco (こっこ)
词:こっこ
曲:根岸孝旨
小さなわたし乾いた道を
汗ばむ背中陽射しに揺れ
若い夏草のよう
細い坂を登れば
両手ひろげて
流れる雲に愛を夢見た
絡まる髪が
とまどいながら
同じにおいと
出会い縺れ溶け出す頃
明るくなってゆく空を
ふたりは憎んでいたけど
いつの日か幼ない愛は
抜殻を残して飛び立つことを
知っていた
ブーゲンビリア蔦を這わせて
織り重ねては時間を敷きつめ
刺さる棘に気付くと
木影からこぼれるあの太陽が
見えない腕で明日を急かした
歩くために失くしたものを
拾い集めて
手首に刻み込んでも
明るくなってゆく空を
ふたりは憎んでいたけど
いつの日か幼ない愛は
抜殻を残して飛び立つことを
知っていた
窓たたく季節を
もう何度数えたのだろう
手を伸ばせば届きそうなほど
残酷に朱く
置き去りにしてきた記憶を
腫れあがる傷跡たちを
やわらかなあなたの温度を
狂おしく愛していたから
明るくなってゆく空を
ひとりで憎んでみたけど
いつの日か幼ない愛は
抜殻を残して飛び立つ時を
待っていた